カプコンがコーエーを訴えた特許はカプコンにも勝ち目あるかも?

Pocket
LINEで送る
はてなブックマーク - カプコンがコーエーを訴えた特許はカプコンにも勝ち目あるかも?

大勢のゲームファンをポルナレフ状態にした訴訟ニュース

カプコンがコーエーを訴えたというこのニュース。

  • 「戦国無双」特許侵害で提訴

まずゲーマーなら「戦国BASARAね、あれそのまんまだよなー」と思ったはずです。

で、その次には「訴えたの逆かよ!」となったことでしょう。
となるとその次に来るのは「そんなの昔からあるだろ、ていうか完全版商法はコーエーの得意技だろ」までいくのがまあ普通ですよね。

いくら逆転裁判を出しているカプコンとはいえ、負けが決まっている裁判をするはずがないし、よくわかんないので調べてみました。

お約束ですが、私は素人なので以下は個人の感想であり、根拠はありません。

あとめんどくさいのでコーエーテクモゲームスはコーエーで通します。

広告

特許庁で調べる

便利な特許庁で検索をかけてみると、こんなのが見つかりました。

(11)公開番号 : 特開平08-161164
(43)公開日 : 1996年06月21日
(21)出願番号 : 特願平06-306428
(71)出願人 : 株式会社カプコン
(22)出願日 : 1994年12月09日
(57)
【要約】
【目的】 たとえばシリーズ化された一連のゲームソフトを買い揃えてゆくことによって、豊富な内容のゲームを楽しむことができるようにする。
【構成】 プログラムおよび/またはデータを記憶するCD-ROM1,2,3 などの記憶媒体を、ゲーム機Sなどの情報処理装置に装填してシステムを作動させる方法であって、複数種類の記憶媒体が準備されており、そのうちの少なくとも一つの記憶媒体には所定のキーC1,C2,C3が記憶されており、選択されたいずれかの記憶媒体が情報処理装置に装填されるとき、上記情報処理装置Sが上記所定のキーC1,C2,C3を読み込んでいるか否かにしたがって、当該記憶媒体に記憶されているプログラムおよび/またはデータの使用範囲が変更されるようにする。

電子特許図書館(http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl)より引用

多分これですね。他にもたくさん読みましたが、カプコンだけでもいろいろ申請してるし、知らずに引っかかりそうなものばっかりでした。怖いなあ。

とりあえず本特許は1994年12月9日出願なので、今年の12月9日で期限が切れてしまいます。じゃあ切れそうなのでダメ元で訴えよう!・・・ではないですよね・・・。

要は、何かソフトを遊ぶときにそのソフトが別の特定ソフトに入っているキーを認識すると何かしら開放される、ということのようです。
ただし、いくつか縛りがあるようです。。

特許内容の気になる点

ややこしいので、キーを認識すると要素が開放されるいソフト側を「追加ディスク」、開放キーになる別ソフトを「キーディスク」とします。
コーエーで言うと「追加ディスク」=猛将伝「キーディスク」=戦国無双、みたいな感じですね。

特許なので、十分に周知された前例があればコーエーの勝ち、と考えていいんでしょうか。
前例に当たるかを考えます。

とりあえず古いところで言えば、このへんが近い動作をしています。

  • Qバート、グラディウス2、沙羅曼蛇等のMSXコナミソフト(ディスクじゃないですが)
    • 同時に2つのカートリッジを挿しておくと、アイテムが増えたり絵が変わったりする
  • コーエーが出していた各種パワーアップキット
    • 本編にデータを追加する

カプコンも「古いから知らない」ということはないでしょうし、何かしらこれとは違う発明として特許申告しているはずです。

「たとえばシリーズ化された一連のゲームソフトを買い揃えてゆく」

「たとえば」とあるので、「追加ディスク」と「キーディスク」がシリーズじゃなくても問題ないようですね。

なので、MSXでコナミのソフトがやっていた、全然シリーズじゃないソフトをキーにするやつでも該当しそうです。

これではないぽいですね。

「当該記憶媒体に記憶されているプログラムおよび/またはデータの使用範囲が変更されるようにする。」

ここは「追加ディスク」に開放予定のプログラム・データが最初から入っていないといけない、という風に読めます。

つまり、「パワーアップキット」のように、基本データだけ入っているものは該当しないのではないでしょうか。
(パワーアップキット買ってないのでイメージですが)

次にMSXでコナミがやっていた「ちょっと絵が変わる」とか「アイテムが増える」というのは微妙ですね。
この条項は、読み方によっては「キーディスク」がないと「追加ディスク」上の開放データは全く使わないというように読めます。

となると、MSXでは「追加ディスク」内のプログラムやデータは同じでいつでも使える状態であり、使わないだけで読み込まれていると言えるかもしれません。

その場合はMSXソフトもこの特許には該当しないとなってしまいますね。
ROMカートリッジ上にある使わないデータを「読み込んでいるか否か」というのは微妙な話ですが・・・。

CD-ROMなどは明示的に読み込まないと使えないっすよ、というのがどう判断されるかでしょう。
MSXカートリッジの動作は知りませんが、たぶん「RAMに読み込まなくてもいつでも使える」ものじゃないでしょうか。

結果がどうなるかは裁判次第?

パワーアップキットもMSXコナミソフトも前例に当たらない気がしてきました。

少なくともすぐに頭に浮かんだそれらのソフトはビミョーなところぽいです。他にもたくさんこういうソフトはあるでしょうし、動作を解析したわけでもないですが・・・。

当初の印象と違って、なんとなくカプコン有利な気がしてきました。

こういう裁判だと本当に結果がわからないですしね。

ただ、裁判がどうなろうとゲーム業界的に非常に気まずい雰囲気になるのは必須でしょう。

近い将来、逆にコーエーが戦国BASARAを訴え、それに対してカプコンは討鬼伝を訴えるような全面核戦争になる気がしてなりません。

この件はもう手遅れかもしれないけど、いちゲームファン的にはカプコンには引いて欲しいなあ。

追記:

書いてたらこんな記事が出てました。普通の新聞等より詳しいです。

 

AWS Access Key ID: AKIAIJ24U3K6455WCDAA. You are submitting requests too quickly. Please retry your requests at a slower rate.

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*