常にエディタ設定を磨き続けるの話・もしくはemacs秘伝のタレその1

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テキストエディタの話です。

プログラマーなら誰もがお気に入りのエディタがあると思います。IDEで十分という意見も含めて。

といいつつ、いまどきのプログラマーはテキストエディタを知らない人も結構いるみたいですね。無料版のVisual Studioもあるし、実際なくてもとても便利にプログラムが書けるのですからそういうもんだと思います。

特にそれに文句を言いたいわけではなく、自分のエディタを見つけて磨くともっと楽しくなるよ的なことです。

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タダだったのでEmacsを選ぶの巻

私が今常用しているエディタは、Emacsというまあ恐竜とか化石とか言われるような古いエディタです。Emacsとの付き合いはかなり長く、15年以上経つんじゃないでしょうか。それより前はBASICなのでエディタというかBASICですね。

当時はX68000というパソコンでMicroEMACSというEmacsのサブセット版を使っていました。純正のエディタed.exeは貧弱だったし、学生でお金もなかったので、無料で使えちまうんだぜっていう高機能エディタとしてこれを選ぶのは当然の成り行きです。あのUNIXと同じものが使えるというのもプレミアム感。手のひらにスーパーコンピューターを手に入れたみたいなものでした。厨二病真っ盛りな時期はこんなもんです。

とはいえ高機能が最初から使えこなせちまうわけもなく、検索ができて行番号が出て画面分割が出来て便利くらいの気持ちでした。カーソルの移動はカーソルキーだし、コピー&ペーストなんかもファンクションキーでやってたと思います。というかどのファンクションキーに何の機能を割り当てようか、って毎日で満足してました。

ちなみに基本触るテキストファイルはプログラムではなくconfig.sysやautoexec.bat、フリーウェアの設定ファイルです。

ブラインドタッチを習得

ここで転機。

今も定期的に流行るタイプ速度測定があります。当時の部活でも非常に流行り、どうしてもあの人に勝ちたい衝動に駆られました。そこで考えたのは、とにかくブラインドタッチができないとお話にならないということでした。なので、なんとかブラインドタッチを修得することにします。

まずはとにかく手元を見ないようにする。見ない。しかしそれでも見てしまう。なんという誘惑。こうなるともう風が強い時にスカート女子を目にしたようなもんです。学生には抗えない誘惑です。困りました。

対策としてキーボードのキートップを全部はずしました。あの頃のパソコンキーボードって高いのに・・・。

となると、当時の日課であるconfig.sysいじりにも支障が出ます。c・d・・・d・・・i・・・rみたいな。今思うと頭悪いと思いますが、まあ確実に一ヶ月みっちり支障が出ました。しかしこのブラインドタッチ養成キーボードのおかげで、最終的には英文を1分に350文字くらい打てるタイピングを身につけたのです。

(問題は、この時ほとんど数字が出ないタイピングソフトを使っていたので今も数字のタイピングは微妙ということですが・・・)

続きます。

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