そろそろPS4らしいものが出るみたいなので、今までのプレイステーションの 特徴と、その時代に流行ったブレイクスルー的表現をまとめてみます。
個人のイメージなのでわりとテキトーです。 その技術それが初出じゃないよ、ってのもあります。
プレイステーション(初代)
VS セガサターン。
ハード的な特徴
なんといってもまともにポリゴンが使えるゲームハードって ことですでにブレークスルーです。他にもいろいろあげてみました。
- ポリゴン機であることそのもの
- きれいなプリミティブの加算・減算処理
- 開発しやすいハードウェア
- CD-ROMの大容量
- メモリーカード
- まともなムービー
「きれいなプリミティブの加算・減算処理」というのは、セガサターンとの 競争においてかなり優位な点だと思います。単純にクォリティが 一番違って見えるところじゃないでしょうか。
私はセガサターン派だったので、そんなのゲーム性には関係ないやい、って 思ってましたが、まあ本音は普通にキレイでいいなーって思ってました。
最終的にはやはりFF7が出るのが決まった時点で終了なんでしょうね。
PS1の流行技術
初期のPS1ではこんなのが流行りました。
- 静止画の上でポリゴン劇
- バイオハザードとか
- (発展)動画の上でポリゴン劇
あと、これ。
- レンズフレア
めっちゃ流行りました・・・。 見下ろしカメラでもなんでもレンズフレア出しとけっていう空気があったと思います。
後期になるとグランツーリスモの影響が大きかったですね。やっぱり これ。
- 環境マッピング
グランツーリスモといえば、Oh!X誌でのカーシミュレータ作成 連載の延長ですね。グランツーリスモの環境マッピングは同誌でやっていた DoGA CGA SYSTEM連載の環境マッピングとつながりがあるのかなーとか 思ったりします。
しかしリアルタイムポリゴンとリアルタイム物理演算の組み合わせの衝撃は 大きかった・・・。
全体的には、やっぱりある程度簡単で見栄えがいいカンジのやつが 採用されているようです。
プレイステーション2
VS ドリームキャストとなります。
PS2の特徴
PS2ではPS1で評価の高かった開発のしやすさを若干犠牲にしつつ 独自の高性能化を図りました。自分的にPS2の特徴は次のように認識しています。
- 死ぬほど速いフィルレート
- バーテックスシェーダー的に使えるGPU
- 滑らかな関節曲げ(スキニング)
- ちょっとしたシェーディング(スペキュラーとか)
- DVD-ROMの大容量
- デュアルショック
- 開発が難しい
さて、これから予想される通り、当初のソフトはかなり難儀していた ように見えます。しかし、結果的にPS2が勝ちました。
やっぱりFFか、という気もしますが。 個人的に、勝因はフィルレートの高さが勝因になったと考えています。 というのは次のような演出が非常にウケがよかったからです。
- 超速いフィルレートを利用して加算重ねまくりのキラキラエフェクト
- ポストエフェクトの先駆け
特にファイナルファンタジーシリーズが得意で、キラキラの パーティクルエフェクトがとても見栄えによかった。
これがSCEとしてラッキーだったのか、狙いだったのかはわかりません。
ただ、このおかげで後のPSPやPS3、VITAではかなり悪影響が 出ています。それは後述します。
プレイステーション3
VS Xbox360・・・続行中。
PS3の特徴
PS3になってライバル機(Xbox360)とかなり似た設計になりました。 要はGPUがPC由来の技術になってしまった、と。
- プログラマブルシェーダー
- CELL, SPU
- ネットワーク・PSN
- BD-ROMの大容量
- HDD
CELL,SPUすげえという触れ込みでしたが、PS2に輪をかけて使いこなすのが 難しいようで、数年は実力が出てなかったように思います。
そのブレークスルーがこちら。
- 遅いバーテックスシェーダーがネックだったのが、代わりにSPUを利用することで逆に高速化、高度化へ
SPUの効率利用でやっと性能的にXbox360を抜けた、という感じですが、まだ そこまで到達した開発会社も限られている状況です。
PS3での流行技術
シェーダーが使えるようになったので、絵的には相当よくなりました。
プラットフォームの性能が近くなることで、タイトルのマルチプラットフォーム化が 進み、エンジンとして再利用するのもかなり増えています。
- ゲームエンジン
- 物理エンジン
描画技術はとにかく進みましたね・・・。 PS3初期と比べても信じられないほど絵のクオリティが違います。
- HDRなどのポストエフェクトの普及
- シェーダ
- グローバルイルミネーション
日本のPS3ゲームの特徴
日本のゲームに限って言えば、PS2からPS3初期の悪影響が残っているように 感じます。例えばこんなの。
- やたらギラギラなHDR
- パーティクルエフェクト過多の演出
とりあえずパーティクル重ねてしまえーという、PS2のころの手法を そのまま続けているところが目立つような・・・。で、もっと フィルレートの遅いVITAで遅い遅いといわれるようです。
まずこのへんを脱却して欲しいと考えています。
プレイステーション4?
リークしている情報を見るとそれほどバケモノではないようです。
iPhoneなんかが全盛な昨今、ハイスペックなゲーム機を作って くれないのではないか?と・・・もっとショボいスペックも 覚悟していたのでとりあえず安心です。